第三の手紙|結婚する前に経験しておきたい、あなたへ

第三の手紙|結婚する前に経験しておきたい、あなたへ|吉原高級ソープ ショコラ 童貞のあなたへ、4通の手紙

結婚する前に、一度は性行為を経験しておきたい。

そう考える人はいると思う。将来の相手に「何も知らない」と思われたくない。緊張して、気まずい時間にしたくない。先に経験しておけば、少し落ち着ける気がする。

その気持ちを、俺は否定しない。

身体の感覚を知りたいのかもしれない。単純に経験してみたいのかもしれない。将来の相手をがっかりさせたくないのかもしれない。

理由をきれいに一つへまとめなくていい。

ただ、一度経験すれば、その先は何でも分かるようになるかというと、そういうものでもないだろう。

経験した相手と、将来一緒になる相手は別の人だ。好きなことも、嫌なことも、二人の距離の取り方も違う。経験があるから相手の気持ちが分かる、とは言い切れない。

結婚前に経験しておくことと、結婚する相手を大切にできることは、別の話だ。

もちろん、だから経験する意味がないと言いたいわけじゃない。君自身が知ってみたいなら、それは君の希望だ。人から与えられた「結婚前の宿題」みたいに扱わなくていい。

風俗を考えることもあるだろう。身体的な経験をしてみたいなら、一つの選択肢ではある。ただ、それで将来の相手との不安が全部なくなる、と俺の立場から約束するのは違うと思う。

すでに恋人や婚約者がいるなら、その人との約束もある。誰もいないなら、まだ会っていない誰かのために、今の自分を急かしすぎなくていい。

どちらにしても、自分が何を求めているのかは、ごまかさないでほしい。

もし将来、好きな人と向き合うときに緊張したら、「緊張している」と言っていい。経験があってもなくても、その人との時間は初めてだ。

何を知っているかより、「どうしたい?」と聞けるか。「それは嫌だ」と言われたら止まれるか。自分の気持ちも、格好をつけずに話せるか。

一緒に生きる相手との関係なら、なおさら一回の経験だけでは作れない。

結婚前に経験するかどうかは、君が決めていい。経験したい気持ちも大切にしていい。

ただ、将来の相手に持っていくものを、経験の有無だけにしないでほしい。

その人と何を話せるか。困ったとき、どう向き合うか。

結婚したあとにも続くのは、そっちの方だと思う。

ショコラ代表・小林

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